障がい児のトイレトレーニングに失敗した話し
ご訪問ありがとうございます
今回はトイレトレーニングに失敗した事の顛末を書きたいと思います。
失敗した話しのため、どうすれば成功するのか?という情報を求めている方は、何の情報も得られませんので悪しからず。
何をどう失敗したのか、興味がある方がいたら読んでみてください。
では見ていきましょう!
障がい児のトイトレはいつから始めるの?
ネットで調べると一般的な(健常児の)トイトレ開始の目安がたくさん出てきます。
・一人歩きが出来るようになったら
・おしっこの間隔が2時間以上空くようになったら
・簡単なコミュニケーションがとれるようになったら
サイトによって色々でしたが、主にこの3点が共通して書いてあったと思います。
特に「一人歩きが出来るようになったら」が一番のポイントのようでした。
しかし、長女はいつ歩けるようになるのか分かりません。
ちょうど2歳の頃に親子(リハビリ)入院をしていた為、長女のような障がいの子はいつからトイトレをしているのか相談することにしました。
すると担当の看護師さんから
とアドバイスが!
戸惑いはありましたが、アドバイス通り始めて見ることにしました。
トイトレ第1期~トイレとは何かを伝える~(2歳)
特に障がい児だからと言って特別なやり方はなく、普通に始めて良いとのことでした。
まずはトイレを知ってもらうところから。
個室にトイレがついていた為、入院中出来る限り一緒にトイレに入りました。
おまるも貸してもらえたため、支えながら座る練習もしましたね。
長女は0歳から「こどもちゃれんじ」をとっていた為、DVDを見たりや付録のトイレちゃんで遊ばせたりして、トイレの意識付けを図っていました。
余談ですが、こどもちゃれんじの1歳から3歳までのオムツ外しに対するプレッシャーが凄かったですね(笑)※付録やDVD等、トイレに関する何かが毎月のようにありました。
健常児の子を持つ友人とも「誰よりもこどもちゃれんじがトイトレについてじわじわ攻めてくるよね」と話していたくらいです。
そのおかげでトイレについての意識付けをすることが出来ました。
トイトレ第2期~1回成功!~(2歳半頃)
入院中は頑張っていたものの、退院すると時折座らせる程度になりました。
保育園に通い始めたこともあり、平日は殆どトイトレはしない日々。
保育園ではトイトレ開始の目安に該当する子が始めていましたが、長女は歩けない為、当然オムツのまま。
発達段階に合わせて対応してくれる保育園なので、特にこちらからも要望は出しませんでした。
私自身も、この時は『就学までにオムツが外れたらいいな』と考えていましたね。
そんな中、ある朝、起きた時にオムツが濡れていません。
『これは!』と思い急いでトイレに行くと、トイレに座って初めて出すことが出来ました。
と思いましたが、当時次女を妊娠しており、お腹が大きくなってきたため、トイレに連れていくことが困難に。
時折トイレに連れていくことを続けていましたが、この奇跡の1回以降、成功することはありませんでした。
トイトレ第3期~成功の兆し!~(3歳4カ月頃~)
この頃、コロナの影響で登園自粛要請が来ました。
次女も生後4ヶ月となり、少し2人育児にも慣れ始めてきたころです。
2時間おきにトイレに連れていくことに。
しばらく続けると成功することが増えてきました!
大好きなアンパンマンのトレーニングパンツを購入し、尿取りパッドも購入。
日中はトレーニングパンツと尿取りパッドにしました。
2時間おきに連れていくため、漏れることもなく順調。
しかし、2時間だと既に少しパッドに出ています。
トイレでもするのですが、パッドも濡れている。。。
実はすでに雲行きが怪しくなっているのですが、私は気づきません。
徐々に長女自ら「おしっこ」と言ってくれるようになりました。
夜はトイレで排尿してから寝るのが習慣に。
出すまで時間がかかっていましたが、待てば出るため、出るまで待っていました。
自粛明け~保育園でもトイトレ開始?~(3歳半頃)
自主期間があけ、久しぶりに保育園へ。
すると先生から
と言われました。
保育園で褒められたのはこの2点。
・以前は皿やフォークを投げてしまうことが多かったが、投げなくなった。
・自分でフォークに刺して食べる回数が増えた。
その後、加配保育についての個人面談の日がきました。
個人面談では、長期目標・中間目標・短期目標を先生と相談します。
ここで
保育園でもトイレに連れていけないか相談してみました。
すると先生は少し困った様子に。
そう、先生はさすがプロ。分かっていたのです。
まだその時では無いことを。
言葉を選びつつ伝えようとしてくれていたのですが、私は気付きません。
先生は私の気持ちを汲み、
ということで、面談は終わりました。
トイトレ休止期~い・ま・じゃ・な・い~(3歳半~現在)
先生の忠告もむなしく、私は『このまま自粛期間中の努力を無駄にはしまい』と、トイレに連れていく日々が続きました。
すると、とうとう長女に異変が。。。
事あるごとに
「トイレ~」「おしっこ~」
と言うようになってしまったのです。
頻回なのでトイレに連れて行っても出ません。
そして、トイレに連れて行かないと癇癪を起すようになってしまいました。
トイレへのこだわりが強くなってしまった長女。
療育先のレッスン中やリハビリ中に「おしっこ」と何度も言うわけです。
予め先生に
とお願いしていました。
寝る前も3回連れて行って、最後にほんのわずか出たら寝るというのを繰り返し、こちらも苛々。
本人も訳が分からなくなっている状態でした。
もうこれは
「い・ま・じゃ・な・い」
(思い切って諦めよう)
(仕切り直すためにトイレのことを忘れてもらうしかない)
ということでトイレに連れて行くことを一切やめました。
1ヶ月ほどすると、ほとんどトイレと言うことは無くなり落ち着きを取り戻しました。
オムツが濡れると教えてくれることがありますので、その時は褒めて取り換えるようにしています。
まとめ
今回、私の強硬トイトレにより、長女にトイレへのこだわりを植え付けてしまいました。
何とかトイレのことを忘れてくれましたが、『さてこれからどうしようかな?』というところです。
改めて今回失敗したポイントをまとめました。
・排尿間隔が2時間以上空いていなかった。
・トイレに行く間隔を詰めすぎて、長女の頭の中をトイレでいっぱいにしてしまった。
・長女が「トイレ~、おしっこ~」と言うようになったことを、尿意を伝えられるようになったと勘違いしてしまった。※実はエコラリア(反響言語)だった。
・座ってから排尿するまでにかなり時間がかかることもあったが、出たら成功と判断してしまった。
冷静になれば、なぜいけると思ってしまったのかと反省しますが(笑)、『もしかしたらうちの子も皆と同じように出来るようになるかも!?』と期待して急いでしまった部分はありますね。
まだまだ長女の障がいを理解しきれていないのかもしれません。
ひとまず、しばらくオムツが必要だと分かった為、オムツ助成の申請をすることにしました。
現在、医師の意見書を書いてもらっているところです。
3歳になる頃に申請してくださいと言われていたのですが、次女が生まれ、コロナが流行り、トイトレ成功の兆しが見えたような気がしたため、ズルズルと月日が流れました。
オムツがビッグサイズになるとあっという間に無くなるし、次女もいるためオムツの負担がかなり大きいですね。
助成が出ると本当に助かります。
申請については、手続きが済んだら書く予定です。
ここまで読んで「トイトレを始めた時期も早すぎたのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、わたしは2歳から少しずつ始めたこと自体は良かったと思っています。
長女はトイレに座ることを嫌がりませんし、「トイレは排泄するところ」ということは分かっています。
知的障がいがあるため、一つのことを習得するのに沢山の時間が必要ですからね。
挑戦しなければいつまでも出来ないのは間違いないので、今回は失敗しましたが、次の糧になることでしょう。
子育てはトライ&エラー。
いつか「障がい児のトイレトレーニングが成功した話し」を書けるよう、細々とトイトレは続けますので、応援よろしくお願いします。
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