【障害児】おむつ助成(日常生活用具給付)の申請をしよう|3歳過ぎたら要チェック!
- おむつ代の負担が大きい
- なにか福祉サービスで補助はないの?
障害があると、3歳以降になってもなかなかトイトレが進みません。
オムツのサイズも大きくなって費用がかかるなあ
このような人のために、おむつ費用を助成するサービスを設けている自治体があります。
高齢者だけではなく、障害児も対象になるため、お住まいの自治体に確認しましょう。
この記事では、おむつ助成の概要と、筆者がおむつ助成を申請したときの流れをまとめました。
自治体によって異なるため、参考程度にしかなりませんが、気になる方はぜひご覧ください。
オムツ給付は高齢者だけではない?
オムツ給付というと介護保険(高齢者)のサービスというイメージがありましたが、障がい者(児)にも給付があります。
『日常生活用具給付等事業』という名前の自治体もあれば、そのまま『紙おむつ支給事業』と言っていたり名称はさまざまです。
どんなものが給付される?
紙おむつや尿取りパッドなどが現物給付されたり、購入費用を助成(後日振込入金など)して貰えたりしたます。
自治体によって「おしり拭き」や「オムツが臭わない袋」など、お尻に関するものなら何でも給付・助成対象になるところもあるようです。
逆にオムツは月〇袋までと個数制限や上限金額が決まっている場合もあるようですね。
私が住んでいる市では「必要な枚数の紙おむつ(尿取りパッド)と市指定ゴミ袋(中サイズ50枚)」を給付して貰えました。
※原則として費用の1割の自己負担があります。課税状況に応じて上限額があり、低所得の方は無料、利用者世帯の中に当年度の市民税額が46万円以上の方がいる場合は対象外でした。
※ゴミ袋は給付決定通知書に同封のハガキを返送して後日市から届く予定。
オムツは一日にだいたい何枚使用しているか伝え、1回の申請で半年分の給付が決定します。
頼む業者によって直接届けてくれたり、自分で取りに行ったり、宅配便だったりと受け取り方は異なりました。
私が頼んだ業者さんは2ヶ月分(38枚入り9袋)ずつ宅配便で郵送してくれるとのこと。
必要な枚数が前後(多かったり足りなかったり)する場合は、次回の申請時に調整するとのことでした。
オムツは、これまで使用していたメリーズパンツビックサイズです。
業者さんで取り扱いがあれば希望のメーカーでOKでした。
給付対象は?何歳から対象になるの?
給付対象者 ※自治体によって異なる可能性があります
・身体障害者手帳の交付を受けた方
・重度の知的障がいのある方
・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方
・自立支援医療費(精神通院医療)の支給を受けている方
・対象の難病等の方で、一定の障がいの程度にある方。
3歳以上で対象になる自治体が多いです。
一度転居してきた時(1歳10か月)に質問をしてみましたが、
との回答。
1歳だと健常児でもオムツが外れていない子が多いため、当然と言えば当然です。
しかし、自治体によっては脳原性の障がいの場合は3歳未満でも対象になるところもあるようなので、一度確認してみることをお勧めします。
今回問い合わせた時は、既に3歳8か月だったため「申請OK」との回答でした。
申請の流れ
役所に連絡し書類を貰う
↓
医師に意見書を書いてもらう。
↓
業者の選定。
業者に電話で対応可能か確認、書類に業者名を記入する旨を伝える。
↓
書類を郵送で役所に提出
↓
給付決定通知が自宅に届く
↓
オムツが届く
↓
オムツと一緒に届いた振込用紙で1割負担分をコンビニで支払い。
給付券に署名捺印し業者さんに返送。
ざっとまとめると上記のような流れです。
まず、役所に連絡をしてオムツ給付が対象か問い合わせました。
役所に登録されている長女の情報を見て申請可能との回答。
役所から申請に必要な書類を送ってくれました。
医師の意見書はこども病院の担当医師に依頼。
意見書が手元に届き、「いよいよ申請書を提出するぞ!」と書類に記入する際、業者も記入しなければならないことに気が付きました。
役所に問い合わせると
(最初に書類を送ってくれた時に同封してくれたら良かったのに)
と思いましたが、私も到着した書類をきちんと確認しておらず、記入するときに気が付いたため時間がロスしてしまいました(反省)
すぐに対応してくれたようで、翌日業者の一覧表が手元に届きました。
業者名を記入し役所に書類を提出すると、あとは役所と業者さんでやり取りしてくれました。
郵送で提出した書類
・申請書
・医師の意見書
・身体障害者手帳のコピー
オムツが届くまでの期間
9月4日・・・役所に連絡し申請可能か電話で確認。
9月5日・・・役所から申請書類一式が届く
9月16日・・・医師に意見書依頼
10月1日・・・医師の意見書到着
10月2日・・・業者について役所に問い合わせ
10月3日・・・業者一覧書類が届く
10月5日・・・業者に連絡。オムツの希望を伝え、書類に業者名を記載する旨承諾を得る。書類一式郵送。
10月9日・・・業者から連絡あり。「役所から連絡がきた。給付決定通知書が届き次第、2か月分のオムツを宅配便で送る」とのこと。。
10月13日・・・給付決定通知書が届く。
10月16日・・・オムツ到着
この申請は役所に行かず、すべて電話と書面でのやり取りで完了しました。
最初の問い合わせからオムツが届くまで約1ヶ月半かかりましたが、医師の意見書を通院時に依頼したためスローペースで進めていたせいでもあります。(急ぎであれば郵送で依頼したり、早めに病院に行くとよいと思います)
また情報の確認不足で再度書類を送って貰うことになった為、その辺もスムーズにいけば1ヶ月もかからずに手元にオムツが届いていた感じです。
申請書を提出してからオムツが届くまで10日間くらいだったので、かなり早かったと思います。
まとめ
ありがたいことに無事オムツが届きました。
金銭面で助かるのはもちろんですが、やはり買いに行かず家に届くのは助かりますね。
今回、業者一覧の中にたまたま車椅子でお世話になっている業者さんがあり、郵送対応可能だった為、そちらにお願いしました。
すぐに概算の見積もりを口頭で説明してくれて、今後の流れも電話口で教えてくれました。
何かを申請する時は、手続きの流れを業者さんに聞くのも一つの手だなと感じましたね。
役所では質問をしても「担当に確認します」と言われて何度も待たされたり、聞いたことのみしか返って来ず、後から疑問が出て再度質問すると、実は他にも必要なものがあったと判明するなど二度手間になることがあります。
これは窓口の人が悪い訳ではなく、人事異動があったり、有期雇用で一時的に採用されている人だったり、正規の担当でも「高齢者・障がい者の制度、場合よっては福祉関係全て」を担当している場合が多く、どうしても一つ一つの知識が浅くなってしまうのが原因かなと思います。
その点、業者さんは知識も豊富で質問に対して必要な周辺知識も合わせて分かりやすく説明してくれて有難かったです。
信頼できる業者さんが1か所でもあると助かりますね。
これから申請する方の参考になれば幸いです。
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