【特別支援学校】通学カバンにおすすめのリュック5選｜選び方のポイントも徹底解説

SNSなどで「リュックはできるだけ大きいものを選びましょう」という意見をよく見かけます。

学校のルールや個々の障がいの状況によって、選ぶリュックはさまざまです。

日によって荷物の量が大きく変わるため、以下の3パターンのいずれかを選ぶ人が多い印象でした。

• どんな荷物の量にも対応できる大きなリュックを購入する
• 小さなリュック（またはランドセル）と大きなリュックを購入し、日によって使い分ける
• 小〜中サイズのリュックを購入し、入りきらない日にはサブバッグ（手提げかばんなど）を利用する

この記事では、筆者の子どもが通う支援学校でよく見かけるリュックや、Web上の口コミをリサーチしたうえで、おすすめのリュックをご紹介します。

また、通学用リュックを選ぶ際のポイントもまとめました。

【特別支援学校】通学カバンにおすすめのリュック5選

特別支援学校に通う子どもたちが使用しているリュックを参考に、おすすめのリュックをご紹介します。

今回は、以下の5つのブランドを中心にご紹介します。

そのほか、モンベル（mont-bell）やニューバランス（New Balance）などのリュックもよく見かけます。

登山メーカーやスポーツメーカーのリュックが人気です。

THE NORTH FACE(ザノースフェイス)【人気No.1】

ノースフェイスのリュックを持っている子はとても多いです。

30リットルサイズでもカラーバリエーションが豊富です。

口コミ評価も高く、「丈夫で物がたくさん入る」「使いやすい」といった好評が多く見られます。

キッズ用の21リットルサイズも展開されています。

Coleman（コールマン）

25リットルサイズです。カラーバリエーションは少なめですが、「防水性に優れている」「軽い」「使いやすい」という口コミが多く見られます。

キッズサイズでは小さいけれど、30リットルは大きすぎるという方には、こちらの25リットルサイズがちょうどよいでしょう。

コールマンには18リットルのキッズサイズもあります。

キッズサイズは柄物やピンクなど可愛らしいカラーが豊富で、価格も手頃です。

DESCENTE(デサント)

口コミで「ポケットが少ない」という評価が多かったリュックです。

ただし、子どもが使用する場合には、むしろポケットが少ないほうが使いやすいことが多く、悪い口コミもプラスの要素といえるでしょう。

カラーはブラックがメインで、ロゴや文字部分にブルーやピンクなどの色が使われています。

OUTDOOR PRODUCTS （アウトドアプロダクツ） 

• 特徴的なリュックが欲しい
• ほかの人と被らないリュックが欲しい

そんな方には、アウトドアプロダクツのリュックサックがおすすめです。かわいい柄がたくさんあり、個性的です。

サイズは小さめですが、学校で使っている子を見かけて「とても可愛い」と感じたのでご紹介しました。

そのほかの可愛い大きめのリュックはこちら↓

adidas（アディダス）

アディダスのリュックはさまざまな大きさや形があります。

ここでは23Lサイズをご紹介していますが、30L以上のサイズも展開されています。

【特別支援学校】通学用リュックを選ぶ5つのポイント

特別支援学校の通学リュックを選ぶポイントを、以下の5点に着目して解説します。

【大きさ】荷物の量を把握しよう

学校や個人の事情によって必要な大きさが異なるため、リュックのサイズを選ぶ際に確認すべきポイントを整理しました。

• 学校でリュックのサイズが指定されていないか？
• 毎日持ち歩くものは何か？
• 子ども特有の持ち物があるか？（下肢装具など）
• 放課後デイサービスに通うか？（荷物の補充方法はどうするか？）

学校でリュックのサイズが指定されていないか？

学校によっては「25リットル以上のサイズで用意してください」などと指定がある場合があります。

指定がある場合、選べるリュックが限られるため、まず通学予定の学校にルールがないか確認しましょう。

毎日持ち歩くものはなにか？

学校によって毎日の持ち物はさまざまです。

我が子が通う学校の荷物を以下にまとめました。

教科書(絵本)や着替え、オムツなどは学校に保管し、足りなくなったときに補充しています。

連絡帳はA4サイズのファイルを採用している学校が多いようです。

我が子の学校では、連絡帳はA4サイズのバインダーファイルをメッシュケースの入れた状態で配られました。

我が子特有の持ち物はあるか？

我が家は、学校で決められている持ち物に加えて、

• 放課後デイサービスの連絡帳
• 短下肢装具
• 装具用の外靴

を持ち歩いています。

障害によって、コミュニケーションツールや安心グッズなど必要なものはさまざまです。

入学してから先生と相談して決めるものもあるため、事前に把握するのが難しいですね。

現在通っている園で使用しているものがあれば、持っていく前提で荷物をイメージするといいでしょう。

放課後デイサービスを利用するか

放課後デイサービスを利用する場合は、荷物の量がさらに増えます。

ただし、送迎付きだと帰宅時に足りないものをスタッフに直接渡せるため、学校に持っていかなくてもいい場合もありますよ。

【形】スクエアタイプなど中身が見えやすいものを

リュックはスクエアタイプがオススメです。

自分でリュック中身を出し入れし、管理する練習も授業内容に含まれています。

四角い形のリュックがおすすめですが、本人が出し入れしやすい形のものを選びましょう。

【色】目立つ色だとなくしにくい

なるべく派手なカラーのリュックにしておくと以下のメリットがあります

大きなリュックの場合、大人用を購入することになるため、黒やネイビーなどダーク系の色のリュックになることが多いです。

お友達も似たようなメーカーのリュックを持っていて、集団生活の中で見分けがつきにくい場合があります。

特徴のあるリュックをお求めの方は、やや小さめのサイズをチェックしてみるとよいでしょう。

【背負やすさ】チェストベルトでずり落ち防止

チェストベルトがあると、肩からのずり落ち防止になるため背負いやすいです。

チェストストラップは後付けもできます。

セリアやダイソーなど100均一でも買えますよ。

【カバンの数】一つにまとめる？二つに分ける？

さいごは、荷物を一つにまとめるか、二つに分けて持つのかを考えてみましょう。

荷物の量は平日と週末でも異なりますが、日々の活動内容によっても変わります。

一学期の間、期間限定で必要になった荷物は以下の通り

なかでも汚れてもいい服とタオルが必要となる日がとても多かったです。

サブバッグを持つのが難しい場合は、できるだけ大きなリュックを選んだほうがいいでしょう。

【番外】大人が背負いやすいかどうか

子どもが車椅子に乗っていたり、リュックを背負うのを嫌がるケースだと、大人がカバンを持つことになります。

我が子は車椅子ユーザーです。手繋ぎ歩行で移動するときもありますが、リュックが重いとバランスが取れないため、自分で背負うことはほぼありません。

子どもが好きなキャラクターのリュック（約22リットル）を買ってみたものの、背負うのは

• 親
• 学校の先生
• 放課後デイの先生

です。

比較的女性が背負うことが多いのでキッズ用リュックでも大丈夫ですが、大柄の男性だと小さいサイズは背負いにくいかもしれません。

バギー型車椅子の場合はフックや荷台がある場合も多いため、必ずしも気にする必要はありませんが、大人が背負うパターンも視野に入れておくといいでしょう。

【まとめ】リュックを選ぶポイントと注意点

本記事では、特別支援学校の通学リュックの選び方のポイントを5つにまとめました。

どうしてもイメージがわかない場合は、学校やスクールバス停に見学に行き、先輩たちがどんなリュックを持っているのか確認してみるのもいいですね。

実際に通学してみると、一年を通しても荷物の量は日々変わります。

我が家も最初は装具を履いて通学していたので荷物は少なめでしたが、途中から装具は常時履かなくなり持ち歩くようになって荷物が増えました。

入り切らなければサブバッグなどで調整すればいいです。どうしても迷ってしまう場合は、とりあえず好きなものを買ってもなんとかなりますよ

さいごに、通学カバンは特別支援教育就学奨励費の対象になるため、領収書は取っておくようにしましょう。

通販で買う際は、ポイント精算分は対象外になるためご注意ください。

特別支援教育就学奨励費は所得制限があるため、人によって補助の有無、割合が異なります。

対象になる品目や購入時期も各自治体によって異なりますので、学校や自治体に確認しましょう。