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【就学活動】学校見学に行ってきた。第一希望を支援学校から支援級に変えた理由。

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ご訪問ありがとうございます。

まんまるおばさん
まんまるおばさん(@rin_no_en)と申します。

先日特別支援学校Aと地域の小学校の特別支援学級を見学してきました。

そして、もう1件候補の特別支援学校Bに電話で問い合わせをしたので、忘れないうちに記録に残しておこうと思います。

見に行った結果ですが、

まんまるおばさん
本人の能力と就学判定の結果次第だけど、支援級に通わせたいかも

という印象。

どうするかは、すぐに決められませんが

まんまるおばさん
早く見に行っておいて良かったよ

というのが一番の感想です。

この記事では、

それぞれの学校の特徴や長女に合っているかどうか等を考察してみました。

興味がある方は是非ご覧ください

タップできる目次

一番現実的?だけど、合わない気がする『A支援学校』

まずは自宅から一番近いA支援学校。

A支援学校の特徴

  • 主障がいは知的障がい(中度~重度)
  • 自宅から車で約15分程度。自分で送迎しても、さほど負担に感じない距離。
  • 自宅近くからスクールバスも出ている(医療ケアが無ければ車椅子でも乗車可)
  • 田舎道に入るが市街地から近い。自然に囲まれている環境。
  • 建物は古く校内は暗め(悪口ではない)。※日当たりの問題か照明を節約しているのか、何故か暗かった。
  • 自校給食(給食センターではなく校内調理)。

学校に着くと、学生の集団が朝の散歩を終えて学校に入るところでした。

外やホールで体を動かす時間をしっかり設けている様子です。

体格的に小学校高学年から中学生くらいの子達でしたが、きちんと整列して歩いていましたね。

和気あいあいお喋りしながらという感じではなく、黙々と歩いていました。

(コロナのせいなのか、そういう指導なのかは分かりませんが)

最初入り口が分からなかったので、その列の後ろについて行きました(笑)

明らかに怪しいBBAでしたが、子供たちは華麗にスルー。

まんまるおばさん
ちょっと長女と似た空気を感じる

入り口に近づくと既にコーディネーターの先生が入り口で待っていて出迎えてくれました。

簡単な挨拶を交わし、さっそく校内見学へ。

ここで初めて知ったのですが、A課程とB課程に分かれているとのこと。

最初にA課程のクラスから見学しました。

A課程の特徴

  • 1クラス4~5名で構成。
  • 先生は生徒4名のクラスで2人、5名のクラスは3人と手厚く配置。
  • 1クラスしかない学年もあるが、平均して1学年2クラス(計10名前後)。
  • 見学した10時頃は、朝の運動の時間で教室で授業をしているクラスは少なめ。
  • 低学年の教室では、手遊び歌をして楽しそうな様子。
  • 絵カードが随所にあり、視覚から一日の流れが分かるような工夫あり。
  • 個別支援の工夫がみられる(感情のコントロールが苦手な生徒の気持ちを表したシールあり。その子のロッカーに掲示し、上手くいった時は笑顔のシール、怒ってしまった時は怒り顔のシールを貼っているとのこと)

A課程を見た時の感想は

まんまるおばさん
長女に合わせた工夫をして貰えそう。ここなら伸びそうだな

若干校内の暗さが気になるものの、

まんまるおばさん
ここなら通わせても良いかなあ

と思いました。

が、その後衝撃の事実が

そう、長女は現在車椅子。

A課程は、何も道具を使わず、独歩が出来る知的障がいの子のクラスなのです。

長女は就学の頃には杖歩行を目指していますが、正直今の成長ペースで行くと、恐らく完全な独歩はまだしばらく先。

もしくは生涯『杖は必要かな?』というところ。

なのでB課程に該当するとの事でした。

そしてB課程のクラスを見に行くことに。

B課程の特徴

  • B過程は3クラスのみ。
  • そのうち2クラスは医療ケアがある子のクラス。
  • 長女は必然的に残りの一クラスに入る。
  • そのクラスは1~6年生まで合わせて6名(全員男子)
  • 先生は3名。
  • 全員車椅子に座って授業(テーブル付きの車椅子または車椅子のまま机に入る)。
  • 朝の会ということもあってか、言葉を発している子はいない。
  • 大人しい子が多い印象。
  • 外部から来たSTの訪問指導あり。

希望に応じて机と椅子に移ることも可能とのことですが、今いる子たちは基本的に車椅子とのこと。

(静かな空間や車椅子に座ることに慣れてしまって、話さなくなったり、歩かなくなったりしないかなあ)

と心配になりました。

長女は周囲の環境に流されやすいところもあるので、案外順応するかもしれませんが、それは良い方向の順応とは正直思えません。

まんまるおばさん
全く伸びる予感しない。。。

私の支援学校のイメージは、障がい種別とか医療ケアの有無とかも関係なく、同級生は同じ教室で学べると思っていました。

もちろん、体調面とかで難しいのかもしれませんが、『ここでも分けられちゃうんだ』という気持ち。

授業の内容によって、一緒だっり別だったりってして貰えたら嬉しいけど、現実は難しいのかな。

身体障がいや医療ケアがあると、大事な装具や医療機器を持っているので、それが破損することが無いように配慮しているということもあるのでしょう。

欲を言えば、自分と同じような障がいの子と友達になって、同じような悩みを共感したり、自分とは違う障がいの子もいて、それぞれ色んな悩みとか苦労もあるけど、楽しく過ごしてるんだっていうのを支援学校で知って欲しいというのが理想でした。

学校が悪いとか先生が悪いとかではなく、長女には合っていないという印象です。

A支援学校については、A課程なら通わせたいけど、そうじゃないなら通うメリットが感じられなかったです。

そしてB課程は、体調を崩しやすい子が多いとのこと。。

長女はあまり風邪を引かないので、結構自由に動き回っています。

なので、ここに通うことになったら、

まんまるおばさん
長女からお友達に何か病気を移してしまわないかも、すごく気を遣うだろうな

と思いました。

何かと我が家の行動にも制限が出そう。。。

コロナのせいもあって、今は地域の学校との交流も無し。

支援学校は刺激が少ないのがデメリットと聞いてはいたものの、ここまでとは思っていなかったので、かなりショックでした。

現在の長女の発達具合からすると、支援学校相当という判定が出るだろうと思っています。

私自身、当初支援学校に通わせることに抵抗もなかったし、支援学校第一希望で今回見学に行きました。

しかし実際に見てみると、

まんまるおばさん
う~ん。納得して入学を迎えられないかも

と思いました。

見学はまだだけど、期待のB支援学校

A支援学校に大いなる期待を寄せていた私は、かなりダメージを受けて帰宅しました。

瀕死の状態の私に知人から朗報が!

長女ちゃんと同じような理由で、A支援学校には行かず、来年度B支援学校に入学する子がいるよ
まんまるおばさん
わーい!さっそく見学の申し込みだ!

しかし、コロナのせいで今は個別の見学を受け入れていないとのことでした。

とりあえず、電話で簡単に気になる点をリサーチ。

B支援学校の特徴

  • 市内唯一の市立支援学校。
  • Googleマップで見ると車で片道50分の場所。
  • 混む時間だと1時間はかかりそう。
  • 自宅から車で15分ほどのところからスクールバスが出ている。
  • 学校にPT、OT、STが在籍。市内の学校に訪問指導に行ったりもする。
  • 装具の貸し出しや、研究授業なども行っている。
  • 定員が小学部~中学部の9学年で90名まで(条例で定められている)。
  • 平均すると1学年10名。
  • 市の教育委員会で入学先の支援学校を決めるため、希望したからと言って必ず入れるわけではない。

来年度、夏頃に見学会を実施予定だけど、コロナが治まっていなければ今年度同様年長児のみ対象で、それ以外の学年は見学不可かもしれないとのことでした。

良い学校なら引越しも考えているし、放課後デイサービスのことを考えると早めに決めたいけど、年長の秋くらいにならないと、この学校に入れるかどうかは分かりません。

そしてホームページを見ただけだと好印象でも、実際見ないと現実が分からないのはA支援学校で経験済みです。

まんまるおばさん
この学校ありきで動くのはギャンブルだな

という結果でした。

設備充実!環境申し分無しの地域の支援級

最後に、自宅近所の小学校。特別支援学級の見学です。

まんまるおばさん
まあ、うちの子は無理な可能性大だけど、一応支援学級ってどんなところか知っておいて損はないよな。

という気持ちで見学に行きました。

しかし、実際に見に行くと、

まんまるおばさん
すごく良い学校!ここに通わせたい

と思いました。

出迎えてくれたのは、ちょっと強面の男性教諭(支援級の主任先生)。

少しビビりましたが、THEベテラン教師で知識と経験が豊富。この先生に長女を任せたいという安心感が。

そして1時間半くらいの見学でしたが、経験を元に色々な情報を教えてくれて、おそらく保護者からの信頼は厚いであろう印象を受けました。

少し長女の様子や、現時点では支援学校を希望していることなども伝えた後、校内見学へ。

支援学級の特徴

  • 築十年の新しい校舎。
  • 日当たりも良く、校内が明るい。
  • エレベーター、随所にスロープあり。完全バリアフリー。
  • 自校給食(給食センターではなく、校内で作っている)の為、食事の形態は多少融通が利く可能性あり。
  • 現在支援級は4クラス(合計十数名)(自閉症・情緒クラス×2、肢体不自由クラス、知的障がいクラス)
  • 肢体不自由クラスは生徒1名(現在5年生)。
  • 担任は4名。主任先生、ベテラン女性教師、若手~中堅の女性教師。フレッシュな男性教師。とてもバランスが良い雰囲気。
  • 国語と算数は障がい種別は関係なく一緒に授業をする。一人ぼっちで学習する訳ではない。
  • 肢体不自由の子に1人先生が着くが、固定の先生1人で見ている訳ではなく、4人の担任全員で見ている。
  • 普通学級との交流も盛んな様子(個々の能力に応じて、半分以上普通級で過ごす子もいれば、ごく一部の子もいる)
  • 学級の雰囲気はとても良い。子どもたちがとにかく明るくて楽しそう。
  • 1年生から親元を離れて宿泊研修がある(普通学級は5年生で宿泊研修をするが、支援級は障がい者専用の宿泊施設を利用し毎年行っている。その際、他校の支援級と交流する。もちろん普通級の宿泊研修も参加する)
  • 支援級クラスのPTAが発足。それ程大変な活動は無い。普通級のPTAに混ざるより気が楽と好評とのこと。横の繋がり、情報交換は出来る環境。

こどもたちは、私が教室に入ると一斉にこちらを見ました。

誰のおかあさん?
お母さんだけ?子供は一緒じゃないの?
僕の名前は○○です。宜しくお願いします!

など次々に声をかけてくれました。

1人長女と同じ名前の女の子がいて、クラスメイトの男の子が

長女ちゃんが入学したらダブル○○ちゃんだね!

とすぐにコンビを結成(笑)

当の○○ちゃんは、なぜか机に伏せていました。

でも、そこで「しっかり座りなさい」とか「体起こしなさい」とは言われず、先生は熱が無いか体調を確認し、大丈夫だと分かると

さっき『朝からお風呂入ってきた』って言ってたから、疲れっちゃったかな?

と優しく声をかけていました。

子どもたちの様子からも分かるように、会話はしっかりできる子が殆ど。

知的な遅れはあっても、比較的軽度な印象です。

体育の時間にジャージに着替える場面があり、自分でジャージを持って更衣スペースに行き着替えていました(きちんと衝立があり、外から見えないよう配慮されています)

主任先生からのアドバイスは

  • 市内で一番新しい校舎のため、こんなに設備が整っている学校は他にはない。
  • 学校によってはエレベーターが無い。先生が生徒を背負って二階に移動したり、後付けの昇降機があっても、ゆっくり移動するため二階行くだけでも時間がかかるところもある。
  • 肢体不自由クラスの生徒は1名。多くても2名程度。そのため先生が1対1で付く可能性が高い。
  • 多少身辺自立が出来ていなくても、他の障がい種別よりサポートは手厚いが、基本的なことは自分で出来るのが望ましい。
  • 発達指数の目安は60~70。それ以下だと支援学校を選ぶ人が多い。
  • 他者と関わることが好きな子は支援級に向いているが、内に籠るタイプは支援学校の方が向いている。
  • 長女の様子を聞いた限りだと、就学判定は「支援学校相当」と出ると思われる。
  • しかし、支援学校相当の場合は支援級も選択可能なので、選択の幅が広がったとプラスに捉えると良い。
  • 支援学校判定で支援級にくる子もいるが、やはり苦労する面はある。
  • 勉強面は気にしなくてよい。
  • 支援学級用の教科書があり、3年生でも1年生くらいの課題をやっている子もいるし、もっとゆっくりな子もいる。
  • その子に合わせた課題をやるので大丈夫。※勉強よりも身辺自立とコミュニケーションが取れる方が大事という印象。

先生との話しや見学した結果、長女が支援学級に所属するために必要なことをまとめてみました。

  • 噛み癖が無くなる(今はペンを噛んだり紙を破ったりすることがある)
  • トイレに行きたいと伝え、連れて行って貰えば排泄が出来る(ズボンの上げ下ろしの手伝い程度)。
  • 友達と簡単な会話が出来る。
  • 給食を手伝い無しで自力で食べられる(スプーン・フォークでも)。
  • 時間割がある程度理解できて、途中集中力を欠いても座って授業を受けられる。

最低限このくらいが可能じゃないと支援学級は難しいかなと思いました。

上記の課題をクリアするために、長女の現状と課題をまとめると

  • 噛み癖はだいぶ減ってきている。声掛けや関わり方を工夫する。
  • 会話も場面に応じてオウム返し以外の返答をすることが増えている。
  • 今後は絵カードなども取り入れながら、言葉のバリエーションを増やす。
  • 身体面の不器用さを考えると、あと2年での身辺自立は困難。
  • 手伝ってほしいところを自分で伝えることが出来れば、学校生活は送れる印象。
  • 出来るところ出来ないところを明確にし、出来るところを集中的に練習する。
  • 読み書きや数などの勉強は現時点で不要。

最終的には専門家の就学判定と、年長児になったら長女本人を連れて各学校を見学して、本人の意志も確認しながら決める流れで行こうと思います。

まとめ

今回、「現在年少です」と伝えると、どの学校でも「まだ少し先ですね」と言われました。

年少というと少し先ですが、あと1ヶ月で年中になるので、実際はそれほど先の話しではないんですよね。

実際学校を見てみて、支援学校一択だった気持ちは支援学級に向きました。

もちろん「支援学校」だからダメ、「支援学級」ならどこでも良いという訳ではありません

実際に目で見て、

『私が住んでいる地域のA支援学校は長女に合っていない、近くの支援学級は設備が整っていて長女の成長次第では、この学校に通えたら伸びるのではないか』

と考えたからです。

とはいえ、先ほどまとめた課題を就学までにクリアできなければ、支援学級は難しいと思っています。

この「課題が明確になった」という点で、早めに見学したことは非常に意味がありました。

しかし、課題をクリアするためにガツガツ療育を行うことはしません。

まんまるおばさん
無理をするとお互い良いことが無いとトイトレで経験済だからね

ポイントを絞って伸ばしたいところを決めたほうが、お互いストレスなくやっていけると思いますし、仮に上手くいかなくても、B支援学校だったり、その他の支援学校も視野に入れるつもりです。

最終的にA支援学校に行く可能性もありますが、その場合は、長女がより学校生活を楽しめるように、A支援学校の先生と密に連携して工夫すればよいと思っています。

また支援学級は現在肢体不自由クラスに在籍している子が5年生の為、来年度で卒業してしまいます。

その為、一旦肢体不自由クラスは閉鎖となり、長女が入学する場合は1年後に再度新設という形に。

現在、4人の先生は好印象でしたが、主任先生とベテランの女性教諭は赴任して5年以上経過しているとのこと。

長女の入学時には異動している可能性もあります。

1回の見学だけでは見えない部分もあると思うので、来年度以降も出来る限り各学校の見学会に参加して、また考察していく予定です。

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