脳性麻痺の長女の成長~出産編~
長女は1歳のときに『脳性まひ』と診断されました。
当ブログでは4歳半ころまでの成長記録を掲載しています。
この記事を読んで、あなたの子どもと似ている症状があっても、長女と同じ診断を受けるとは限りません。
あくまでもたくさんの症例の中の一例であるということを念頭にお読み頂ければ幸いです。
初めから読みたい人はこちら↓
今回は、脳性麻痺の長女の成長~出産編~です。
誘発分娩初日(内服薬)
管理入院になり約1ヶ月。
いよいよ予定日まで数日となりました。
誘発分娩の理由は、たしか「人手の問題(夜間や休日だと人出が少ない)」とか「あまり長くお腹の中にいて、赤ちゃんが弱ってしまうといけないから」とかそんな理由だったと思います。
初産だと「1週間くらい遅れて生まれた」とか、「予定日過ぎても陣痛来なくて~」なんて話しを聞いたことがあったので、ちょっと「えっ?」と思いましたが、大学病院の先生の判断だし、それがベストなんだろうと思いました。
正直、無事に生まれてくれれば何でも良いです。
そして予定日に陣痛の気配もなく月曜日に。
ここで大部屋から陣痛室に移動です。
内服薬を1時間置きに服用したと思います。
※ここら辺を全く記録しておらず、かなり曖昧です。
下腹部が痛くなりましたが、陣痛には至らず。
この時、点滴もしていたのですが、うまく刺さっておらず物凄く腕が痛かったです。
点滴が入っていないわけではなかったんですが、血管に当たってたのか超激痛。
我慢できず別の人に入れ直して貰いました、、、。
夕方になっても陣痛は来なかったため、この日は内服を終了。
誘発分娩2日目(バルーン)
夜中に部屋の外でバタバタと動きがありました。
どうやら緊急で運ばれた患者さんが2名ほどいて出産されたようです。
さらに火曜日は予定帝王切開の曜日。
朝起きて診察室に行くと
この先生、いつから出勤していたか分かりませんが、この後私の出産に立ち会い、約1週間後に退院するまで毎日いました。
大学病院ってとんでもないブラック企業だな。。。
もし今日生まれたら5人も同じ誕生日になるんだ。。。
そんなことを思いながらバルーンが入りました。
午前中に入れて昼頃には抜けていたと思います。
昼過ぎからかなりの腹痛に襲われました。
何となく規則的。。。
陣痛かも?と思っている時点で陣痛ではないです(笑)
2人出産して思うことは、陣痛は間違いなく「陣痛だ!」と分かります。
陣痛始まる
16時頃診察室に呼ばれました。
しかし、終わりではありませんでした。
とりあえずシャワーでも浴びよう、、、。
シャワーを浴びに行くと
「!!!」
出血してる。。。
急いでシャワーを終えてナースステーションへ。
たまたま別の先生がいたので状況を説明。
※担当制では無かったので、どの先生にも一度は見てもらったことがありました
私「すみません。出血したんですけど」
先生「あ~そうですか~」
特に何も指示なし。。。
「え?それだけ?」
と思いながらベッドに戻り夕食を待っていると、もの凄い勢いで陣痛が来ました。
どうやら先ほどの出血はおしるしだったようです。
ちょうど夜勤の看護師さんが挨拶に来てくれたので内診して貰いました。
とりあえず、少し痛みが引くタイミングを見計らって電話。
電話中にも陣痛が来るので息も絶え絶えです。
夫も並々ならぬ状況と分かった様子で「すぐ行く」と短い電話で察知してくれました。
いよいよ出産
陣痛が始まったのが17時30分頃。
夕食が来たので、とりあえず食べました。
陣痛の波はありましたが、まだ座って食べられるレベル。
でも徐々に陣痛の感覚が短くなり、少し残して横になりました。
途中便意に襲われトイレに行くと
看護師さんが来て
もう何が何だか。。。
大学病院に転院する前のクリニックでソフロロジーを習っていたので、とにかく呼吸を大事にして、いきみ逃しをしていました。
21時過ぎから、助産師さんと看護師さんが頻回に見に来るように。
人数も増えてきます。
「もうすぐだね~」
早いペースでお産が進み、22時過ぎいよいよ佳境に入りました。
先生が到着後、助産師さんの手により破水。
いよいよです。
「いきんでいいよ!」
助産師さんに促されながらいきみます。
ソフロロジーを習っていたおかげで割と静かに陣痛をやり過ごしていましたが、この時になると流石に声が出てしまいます。
「声は出さないように息を吐いて。」
「目つぶってると赤ちゃん出てくるところ見えないよ!」
そんな風に誘導されながら
22時36分
長女が誕生しました。
出産後~違和感~
(生まれた)
放心状態でしたが、「あれ?」と思いました。
良くドラマとかで、
「赤ちゃん生まれますよ!」
「おぎゃ~!」
て出てくるじゃないですか?
(泣き声が聞こえない。。。)
そう思って少し体を起こして見ようとした時
凄く小さな声で
「ふにゃ~」
泣き始めました。
(良かった。泣いてる)
出産直前、助産師さんが焦った様子で先生に何か言っていました。
先生が「足持ち上げて!」と言って、私の足を持ち上げていたのは覚えています。
どうやら臍帯が首に巻き付いていたとのこと。
すぐに待機していた新生児科の先生が処置をして呼吸は回復。
後から聞いた話だと、出産時心拍も低下していました。
軽度新生児仮死
そう言われましたが
(すぐに呼吸が戻ったし、軽度と言うくらいだから大したことは無かったんだろう)
そんな風に思っていました。
新生児科の先生の処置が終わり、長女がタオルに巻かれて私の元へ。
親子3人で写真を撮ってくれました。
やっと私のもとに来た長女の顔を見てさらに違和感が。。。
(白目向いてる。。。)
眼球が定まらない感じで、すぐ黒目が上に行きます。
何とも言えない不安に襲われ
先生に質問しましたが、適当にかわされた感じでした。
長女は新生児室で24時間管理するため連れていかれました。
※この大学病院で生まれた子は、全員24時間新生児室で状態をチェックしてから母子同室になります。
分娩室で2時間休んだ後、翌朝個室に移る予定で、とりあえず先ほどまでいた陣痛室で一晩過ごすことに。
ゆっくり休んでと言われましたが、産後の興奮状態もあり眠れません。
そして何より白目が気になり、先生の微妙な態度と回答も引っ掛かり、スマホで検索し始めました。
産後ぼろぼろの状態で早くも検索魔に。。。
もっと幸せな気持ちで過ごせると思っていたのに、辛い日々の始まりでした。
次回、GCU編に続きます。